最近、インスタグラムでこんな質問をよくもらいます。
「航空自衛官になりたいです。どうすればなれますか?」
「航空自衛官になろうか悩んでいます。どうすればいいと思いますか?」
特に、中学生からの質問がとても多いです。
中学生の時期から、自分の将来についてこんなに真剣に考えている。 それは本当にすごいことです。私の中学生時代を思い返してみると、正直ここまで具体的に将来のことを考えていませんでした。
だからこそ、今こうして本気で考えているあなたを、心から尊敬します。
「航空自衛官になる方法」と「本当に大切なこと」
これらをできる限りわかりやすく、率直に書きますね。

航空自衛官になる主なルート
航空自衛隊に入る方法は、いくつかあります。
将来どんな立場で働きたいかによって、道が変わります。
① 幹部(リーダー)を目指すルート
防衛大学校
自衛隊のリーダーになるための学校です。 卒業すると「幹部自衛官」として働きます。 ここからパイロットになる人もいます。
将来、部隊をまとめる立場になりたい人向けの道です。航空幕僚長など、トップとなる方は防大卒が大半です。
一般幹部候補生
大学を卒業した人が受けられる試験です。 合格すると、幹部になるための教育を受けます。
大学は国公立でも私立でも大丈夫です。 「リーダーとして働きたい」という人に向いています。もちろん、ここからパイロットになることもできます。
② 空曹(現場の中心)を目指すルート
一般曹候補生
現場で専門的な仕事を担い、部隊を支える大切な存在になります。
ブルーインパルスの整備員も、このルートが多いです。 他にも、管制、気象、警備、通信、輸送、補給など、多種多様な仕事があります。
自衛官候補生
まずは任期制で入隊し、その後、曹になる道があります。 将来の職種は、一般曹候補生と同じ。
実際に働きながら、自分の将来を考えることができます。
③ 航空学生(パイロットを目指す)
若いうちからパイロットなどを目指したい人向けです。空自パイロットの多くは、この航空学生出身です。
ただし、将来組織を率いていきたい!と思う人は、防大や一般大を卒業するのをお勧めします。航空学生出身者は、階級の一番上である空将までは上がりません。
野球で言うと、監督ではなくプレーヤーがメイン。航空学生の将来は、コーチ職のイメージです。
それでも、現場で長く飛んでいたい!という方は、航空学生がおすすめです。
※くわしい条件は、必ず航空自衛隊の公式ホームページで確認してください。

どのルートを選ぶかより大切なこと
ルートは、いくつかあります。
でも、もっとも大事なのは――
「なぜ、なりたいのか?」を考えること。
明確な答えを持て、という意味ではありません。
「考える」だけで大丈夫。
今、目を閉じて、10秒間考えてみて。なんで自衛官になりたいのか。
・訓練がきついとき。
・思い描いた世界と違う現実にぶつかったとき。
そのときに、
「あれ、なんで自衛官になったんだっけ?」
となるか、
「それでもやりたい!」
となるか。
そのとき、自分なりの理由を一度でも「考えた」ことがある人は、 簡単にはあきらめません。
大事なのは才能よりも、 自分の中にある“やりたい気持ち”です。

大きな夢なんて、なくてもいい
「航空自衛官になりたい」と思った時点で、 もう第一歩は始まっています。
うまく言葉にできなくてもいい。
「なんとなくかっこいい」でもいい。
私も最初は、ブルーインパルスの華麗な曲技飛行や、F-4ファントムの爆音を目の当たりにして「カッコいい!」と思った。
ただそれだけです。
でも、その気持ちを大事にして、がむしゃらに続けた結果、ブルーインパルスの6番機として空を飛ぶことができました。
悩んでいる=好きな証拠
その小さなあこがれを、大切にしてください。
最後に
今回は、パイロットになる方法ではなく、航空自衛官になるための道を紹介しました。
というより、気持ちの部分が多かったかな。でも、これだけは忘れないでください。
「覚悟」のない人間には、どんな小さなこともできません。
今の時代に精神的なこと言われても…と思ったかもしれませんが、これは時代とは関係のないずっと変わらない普遍的事実です。
何事も
・挑戦すること
・誠実に進むこと
・そして楽しむこと
人生、やり直しは何回でもOK。
空を目指すあなたを、心から応援しています。

余談ですが、空自のホームページを見ていて驚いたことが。
航空学生の写真がチャクラやないかい。
もう20年前の写真。空自さん、もっと時代に合った良い写真あるでしょ!笑

