山本由伸投手が完全試合も期待される圧巻の投球を見せた試合。
しかし、その記録を止めるきっかけとなったのは味方のプレーでした。
ドジャースのスター選手、Mookie Betts。
彼が守るショートへゴロが飛び、ボールを取り損ねてしまいました。
あと少しで完全試合という終盤の場面。
私が映像を見た限りでは、グラウンドの影響が大きく、ベッツ選手のミスには見えませんでした。
試合後、ベッツ選手はこう語りました。
「簡単なゴロだった。それをミスしてしまったんだ。言い訳をするつもりはない。あのプレーは僕がアウトにすべきだった。」
さらに、自分のミスを認めたうえで、山本投手の素晴らしい投球を称賛していました。
プロ野球選手であってもミスはします。
むしろ、大切なのはミスをした後の姿勢なのかもしれません。
「難しい打球だった」
「イレギュラーした」
「グラウンド状態が悪かった」
そんな説明はいくらでもできたはずです。
それでもベッツ選手は、自分の責任として受け止めました。
私はこのコメントを見たとき、「なんて素晴らしい選手なんだろう」と思うと同時に、パイロットの世界との共通点を感じました。
戦闘機の世界で、何度も何度も言われることがあります。
それは、
「言い訳をするな」
ということ。
これは本当に大切なマインドです。
人間は誰しも、失敗をしたら言い訳をしたくなるものです。
しかも、それが自分のせいではなく、他人のミスだったり、不可抗力だったりするとなおさらです。
編隊長は、ウイングマンのミスでも、不可抗力でも、絶対に自分の責任として捉えます。
なぜなら、国を守る任務という、言い訳の許されない世界に身を置いているからです。
先輩や教官から厳しく叱責されても、歯を食いしばりながら、
「私の責任です」
と言える勇気が編隊長には求められます。
普通に考えれば理不尽に思えるかもしれません。
しかし、仲間の命を預かり、国を守る任務に就くパイロットには必要不可欠な資質なのです。
他責ではなく、絶対的自責。
パイロットを目指している方は、この考え方を頭の片隅に置いておいて損はないと思います。
今回のベッツ選手のコメントを見て、改めて感じました。
野球でも、航空でも、仕事でも、
言い訳をしない姿勢が、人を育て、組織を強くするのだと。
「言い訳をしない」という姿勢にも通じる、パイロットに必要な資質についてはこちらの記事で紹介しています✈️



コメント